逮捕された人を探す方法

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我々Japan PIは、警察に逮捕されたり、刑務所に服役している可能性がある対象者の人探しを相談されることがあります。今回は、そうした案件の対応について説明します。

逮捕事実を確認する方法

単刀直入にいうと、ある人物が警察に逮捕されたかどうかを簡単に確認できる方法はありません。逮捕された時に、被疑者が希望すれば、警察は親族や弁護士に連絡し、逮捕事実を伝えます。親族であれは、被疑者から連絡が来るのを待つしかありません。

基本的に、ニュースで報道されていない限り、誰かの逮捕記録を横断検索することはできません。ただし、逮捕された可能性が高く、逮捕地域のおおよその心当たりがある場合、可能性のある警察署に接見の申込みをしたいという趣旨で電話すれば、勾留場所を特定できます。

警察署が名前をもとに、どこに留置されているかを調べてくれることはありません。可能性のある警察署をピックアップし、しらみつぶしに確認していくことになります。

また、一部の都道府県の警察署は、ウェブサイトで逮捕情報を掲載しています。被疑者の氏名は出ませんが、年齢や事件の内容が掲載されます。その掲載情報で、探している対象者が逮捕されたかどうかが分かる場合もあります。

逮捕後の流れ

日本において、警察に逮捕された後の流れについて説明します。 探す側も、そうした基礎知識を持っている必要があります。

警察と検察からすると、被疑者を逮捕すると72時間の勾留期間を得ることができます。軽犯罪などであれば、この期間に取り調べが終わります。しかし、軽犯罪以外では、72時間の勾留期間内に取り調べを完了することはほとんどありません。

その場合、警察と検察は、裁判所に、勾留期間の延長申請をします。次の勾留期間は10日間です。そして、それでも取り調べが終わらない場合、更に10日間の勾留延長が可能です。従って、逮捕されると、起訴されるまでに最大23日間、勾留される可能性があります。勾留期間内は、通常、逮捕された警察署の留置場で留置されます。

起訴とは?

起訴というのは、刑事事件の刑罰を決定する「刑事訴訟」を行うことが決定される、ということです。略式起訴で罰金刑が確定することもあります。

いずれにしても、警察と検察は、勾留期間の間に取り調べを行い、被疑者を起訴するための調書を作成しなければなりません。

例外的に、書類送検や在宅起訴の場合もあります。これは、警察署に勾留されずに、取り調べや起訴が行われるということです。書類送検の場合、逮捕されてもすぐに釈放されたり、最初から勾留されずに、警察署へ通って取り調べを受けるパターンもあります。

起訴された後

略式起訴による罰金刑以外では、起訴されてから刑事訴訟が始まるまでに数ヶ月かかります。その間、被疑者は警察署の留置所ではなく拘置所に拘留されます。これを未決勾留と言います。

ただし、保釈が認定されれば、被疑者は保釈金を支払うことによって、刑事訴訟の開始まで釈放されます。

実刑が確定した場合

刑事訴訟が進み実刑が確定すると、被疑者は受刑者となり刑務所に収監されます。逮捕されてから刑務所に収監されるまでには、最低でも6ヶ月はかかります。

逮捕直後に所在確認する場合

以上、逮捕されてからの流れについて概略を説明しました。

親族や知人が急に連絡が取れなくなり、逮捕された可能性があるとします。これまでにご紹介した通り、逮捕直後であれば、当然警察署の留置所に勾留されています。

最初に述べたように、ニュースで報道されない限り、実名の逮捕情報が警察から公表されることはありません。警察は事件に話題性があったり、著名人が逮捕された場合のみ、マスコミに逮捕情報をリークします。マスコミにリークするかしないかを決定する、明確な基準はありません。

被疑者が逮捕された場合、通常、逮捕地点の最寄りの警察署に留置されます。しかし、捜査員の都合や、留置場の空き状況によって、離れた場所の留置所に勾留されることもあります。

共犯者がいる場合は証拠隠滅を避けるため、分散して留置されます。そのため逮捕地点の最寄りの警察署に留置されるとは限りません。

また現行犯逮捕でなく、犯行現場とは別の場所で逮捕されると、犯行現場近くの警察署で勾留される場合もありますし、状況によっては被疑者の自宅の近くなどに移動し、勾留される可能性もあります。

まとめ

親族であれば、被疑者が勾留されている警察署からの連絡で、初めて逮捕事実を知ることになるでしょう。どうして被疑者の所在をすぐに知りたい場合、可能性のある警察署をピックアップしてしらみつぶしに連絡していくしかないと思います。また、その地域の警察署が、匿名の逮捕情報を公開しているなら、それを確認して見るのも一つです。

Japan PIでも、このような逮捕後の人探しに関するご相談を受け付けていますが、逮捕された人物を探す調査は、方法が限られています。上記の方法でも見つけられない場合や、状況が込み入っている場合、逮捕から時間が経過して現在の消息がわからない場合などは、Japan PIにご依頼ください。

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