ネット上の写真から場所を特定する方法

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今回は、ネット上で出ている写真から位置情報が特定できるかどうかについて説明します。結論から言うと、ソーシャルメディアのInstagramなどで公開した写真には、位置情報が自動削除されています。そのため、ソーシャルメディアの写真のEXIF情報から位置を割り出す裏技は現在は通用しません。ただし、有名なオブジェクトや観光地が写っている場合は、画像検索で所在特定できます。それ以外は、基本的には根気強く地道に検索や調査をしていくしかありません。

Google 画像検索とTinEye

まず最初に、PC版のGoogle 画像検索やTinEye で、対象の画像をアップロードして検索してみましょう。有名な場所や観光地なら、画像サーチでそれと同一の場所の画像がみつかり、場所が特定できます。

ソーシャルメディアのシステム

InstagramやTwitter、Facebook に投稿された写真からは、EXIF情報が自動的に削除されます。EXIF情報というのは、写真の撮影場所や日時などが記録された情報です。

この情報が削除されるわけですから、写真ファイルに格納された情報から場所を特定することは不可能となります。

一方で、個人ブログなどで公開された情報には、EXIF情報が削除されておらず、位置情報が特定できる場合があります。それにしても、撮影者がカメラの設定でGPS情報をオンに設定しているときのみ、EXIFに位置情報が入ります。そうでなければ、位置情報は写真に登録されません。

ネット上の写真から位置特定する方法

国の特定

例えば、冒頭の記念写真から位置を特定する場合、背景情報から分析していくしかありません。日本人であれば、背景の山が富士山であることはすぐにわかるかもしれません。しかし、外国人からすれば、その山がどこの国の山かすらわからないかもしれません。

五重の塔があるので、仏教が盛んな国であることはわかります。そうすると、国は、アジアに限定されます。また、人物の服装から、熱帯や亜熱帯地方でないことがわかります。そうなると、中国、韓国、日本、台湾等の東アジアに限定されるでしょう。

背景の山の特定

背景に意図的に含まれる構図で大きな山があることから、この山が有名であることがわかります。

前述の「東アジアの国」という情報を元に、「Famous mountains Japan」「Famous mountains China」「Famous mountains Korea」「Famous mountains Taiwan」とネット検索していくと、日本では富士山が一番最初に表示され、形状から写真の山と同一であると判断できます。これで、写真の山が、富士山であることがわかります。日本人であれば、ここまでの作業は必要なく、直感的に写真の山が富士山であることがわかります。

五重塔の特定

日本+五重塔 ( Japan + Pagoda )で検索すれば、富士山と五重塔が写った写真がネット上で見つかります。これで冒頭の写真が、静岡県富士吉田市にある忠霊塔 ( Chureito Pagoda )であることがわかります。

アナログ検索しかない

上記の事例は、比較的かんたんな事例です。いずれにしても、ネット上の写真から位置特定するには、ネット検索の工夫、推理力、根気しかありません。あえて、コツと言えることは、子供のように考え、大きな山、桜の公園、五重塔のお寺、など、単純なキーワードでネット検索し、検索結果の画像を順番に確かめていく、というものです。

都会の背景の写真であれば、背景にある店舗や事務所の看板等の名称で検索し、一致する地点を、Google Steet View等で、検索していくしかありません。また、レストラン内での写真であれば、メニューの内容などから、レストランの種類を特定し、一致する画像を丹念に確認していくしかないでしょう。

それでも、位置特定ができなければ、次に更新される写真を待つしかありません。基本は、更新情報を頻繁にモニターし、写真が更新される度に地道な写真分析を毎回行うということです。

調査のご依頼はJapan PIまで

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