2022年の海外浮気調査の傾向

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国内外ともに渡航制限が緩和され、2022年からは、海外での浮気調査の依頼がコロナ禍以前のように増加しつつあります。少しコロナ前と違う、2022年の海外浮気調査について解説します。

富裕層による海外での不倫

日本では、約2年間、鎖国状態が続いていましたが、2022年に入り、ようやく念願の海外旅行が解禁されつつあります。この時期に海外旅行へ出る人は富裕層、高ステータスの人物が多いです。

  • 円安でも問題ない資金力
  • 海外在住経験がある
  • 英語やその他の外国語に精通してる
  • 長期間滞在する
  • 国際免許でレンタカーを使用

以上のような傾向があり、現地で難なく行動できます。アクティブに動けるノウハウ・資金を持っているため、調査の難易度は高まります。海外出張調査を行った他の探偵たちも同様の経験をしているでしょう。

依頼人に聞いたところ、対象本人のブースター接種も早かったそうです。調査対象者は、COVID-19の制限下からずっと海外旅行を待ち望んでいました。現地国でのインフレなどはお構いなしです。

GWの海外浮気調査事例

それでは、2022年GWにおける、資金力のある対象者の海外調査事例をご紹介します。

設定

対象者 :夫     東京都在住

不倫相手:A氏   X国現地の女性

経緯

夫は5年前、X国での単身赴任経験がありました。当時、A氏と交際が始まっていた模様です。日本へ帰国後も、A氏による来日、夫の渡航により、関係は続いていました。夫婦の仲は最悪ではなかったが、良くもなく、少なからず夫の不貞行為が夫婦生活に影響していました。コロナ禍で密会は中断していたが、LINE等のコミュニケーションは、頻繁にしていました。

そして2022年春、GWに夫がX国に行くことがわかりました。

夫はA氏と会うことは伏せながら、X月X日発のX便で渡航することを告げました。現地に行ってからは、知り合いのB氏が車で迎えに来ると言うが、B氏とは実在するかわかりません。ホテルや以後のことは曖昧で、依頼者は夫から聞き出せませんでした。夫は現地で運転することもでき、動向が読めない状況でした。

対策

本当にB氏が迎えに来るのか、実はA氏が迎えに来るのか、もしくは、夫自身たレンタカーを借りて、運転する可能性がありました。したがって、移動時の追跡を強化するため、現地の探偵社を付けることにした。ただし、X国でのY探偵社の委託は初めてであり、実力が未知数でした。そのため1名、日本人調査員を追加するジョイント調査を実施しました。調査員は到着ゲートで待機し、夫の到着から調査スタートしました。

調査の結果

■1日目 14:00~24:00 10H

夫が空港に到着すると、到着口で早々に、夫は、浮気相手のA氏と合流しました。夫が空港からレンタカーを使い、2人は繁華街へ到着しました。

夫の馴染みあるレストランで食事を済ませるとリゾートホテルにチェックイン。2人が入った客室を確認し、調査員も最寄りの客室を取りました。

2人はディナー時に客室から出て、ホテル内のレストランでディナーを済まし、21時頃、2人は客室に戻りました。24時まで監視しましたが、再度外出はなく、1日目を終えました。

■2日目 8:00~12:00 4H

朝食のため客室から2人が現れ、この場面を撮影しました。2人が同じ部屋に宿泊した証拠が完成。朝食が済むと周辺を少し散歩し、客室に戻りました。2人は着替えて外出し、夫が運転するレンタカーで移動開始しました。何店も回り、多数のブランド品を購入していました。

現時点で不倫の証拠は確保できているため、依頼人と相談し基本料金の4時間で終了となりました。夫は7泊する予定のため、帰国日まで調査を解除することに決定。また、現地のY探偵社と十分な意思疎通ができました。3日目の調査はY探偵社へ完全委託し、日本人調査員は任務を外れました。

■3日目 9時開始~15時終了 6H

夫の帰国日、ホテルから調査をスタート。フロントで待機していると、夫はA氏と現れました。チェックアウトの様子を撮影し、不倫の証拠に加点。チェックアウトが済むと2人はレンタカーで空港に直行し、A氏は出国ゲートで夫を見送りました。

ここから浮気相手女性のA氏の身元割り出しに切り替えました。A氏は空港からバスで移動し、20分程離れた戸建に帰宅し、A氏宅の判明に至りました。女性宅のグレードは中級で、外観から夫と子供がいると推測されました。全調査完了です。

現地探偵社とのジョイント効果

今年の海外調査では資金力があるがゆえ、現地国でも日本国内同然の動き方をする対象がばかりです。

今回の件で言えば、

  • 現地でレンタカーを使用
  • リゾートホテルの宿泊
  • ショッピングモールの行き来

そして不倫相手の追跡も含めると、本当に多種多様な行動となり、これらに対応するには現地探偵社への委託と日本からの現場監督の為の調査員の派遣を組み合わせたジョイント型の調査方法の採用が最適な作戦でした。特に、対象が現地でレンタカーを使用する際は、あらかじめ現地探偵社が調査用車両を用意していないと対応できません。

一方で、海外の探偵社はチェックインや客室出入りの撮影に力を入れない場合があります。この場面は強く指導する必要がありました。無過失離婚制度(No Fault Divorce)が普及している西側諸国等では、離婚成立や不貞行為の慰謝料請求の為の浮気調査が必要なくなっています。そうした諸国での探偵社は訴訟の準備書面として、不貞行為を立証する必要がありません。そうした文化的違いも踏まえて、日本側の事情や意向を正しく伝える必要があります。

因みに、2022年現在、為替相場の円安の影響で、円ベースでの現地探偵社の料金価格が高騰している傾向があります。

ジョイント型の調査では費用がかかりますが、現地の習慣や地理に精通し、現地居住者と同様に行動する対象者には、最適な方法です。海外での不倫旅行のように「今こそチャンス!」といったケースで特に効果を発揮します。

調査料金の目安

円安やインフレの影響の強い、国際的なリゾート地で3日間20時間を実施する調査の目安

現地探偵社委託調査 500,000円

日本人出向調査   730,000円

ジョイント調査   850,000円(日本人調査員+現地調査員)

※費用は国、時期ごとに変動があります。
※本ケースは円安の影響、PCR検査等の経費も含まれ、やや料金が割増の設定です。
※探偵業の営業が認められない国、現地国でのライセンスのない日本人探偵だけの調査が無許可営業とされる国もあります。調査可能・禁止の国もあり、調査方法は各国で異なります。海外浮気調査の注意点についてはこちらの記事をご覧ください。

まとめ

コロナ禍が収束に向かう中、国境を超えた人の動きが活発化してきました。それに伴い、日本の依頼者からの海外での探偵調査のニーズが戻りつつあります。

国際経験豊かで、資金力もある富裕層の調査対象者は、現地で不自由なく動き回ります。そうした調査対象者に対応する為には、日本人の調査員を現地に派遣するだけの調査方法や、現地国の探偵社への完全委託のみの調査方法には、不安が残ります。

そうした意味では、日本人の調査員がコーディネイターとして現地国に出張し、現地国の探偵社との緊密なコミュニケーションと現場管理を行うジョイント型の調査方法がベストな調査方法と言えます。

Japan PIでは、海外探偵委託やリスク管理のノウハウを熟知しています。海外探偵調査をお考えの場合は、是非ご相談ください。

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