えん罪救済のためのプロボノ刑事調査

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False Conviction

虚偽告発の強姦事件で19年服役中のえん罪受刑者を救え

カリフォルニアの私立探偵とのコラボレーションで、無実を主張しながらも強姦の罪で19年間服役している受刑者の証言録取の為、プロボノ調査を引き受けました。告発者は当時、カリフォルニアの留学生だった日本人女性で、現在は日本へ戻っていることがわかっていますが、日本での所在は不明でした。受刑者の無罪を裏付ける新たな証言を取得するのが我々のミッションです。具体的には、告発者本人の所在を判明させ、彼女から反対証言を得ることが最終目的です。

受刑者には資金がなく、カリフォルニアのInnocnce Project(えん罪救済センター)の刑事弁護専門の弁護士も調査会社の調査員もプロボノ(職業ボランティア)で、活動しており、今回、当方もプロボノで証人の所在調査と証言録取を引き受けることになりました。ただし、日本は第三者開示の例外ルールがない、世界でも類を見ない厳格なプライバシー法が整備されている為、アルファベッtの氏名とおおよその出身地域情報しかない状況から人を探すことは困難を極めます。

当方は、日本の探偵業が浮気調査ばかりに集中している状況に危機感を持っています。探偵調査業務は、民事の警察ですから、警察が扱うジャンルは全て対応できなければならないと思っています。男女トラブルばかりではなく、子供の親権問題、商事トラブル、相続トラブル、保険不正受給調査等、民事事件全般を扱うべきであり、刑事弁護の探偵調査も社会に不可欠だと考えます。その意味で、刑事弁護調査で実績をあげ、探偵調査の社会認知の向上に貢献したいのです。

事件の概要

1998年、受刑者のBill(仮名)は、当時27歳で、大卒で、日本人との婚姻歴があるSE(システムエンジニア)でした。その時、当時22歳の日本人留学生のMari(仮名)と知り合い、彼女の部屋で男女関係となりました。Billにとっては、合意のある性関係と思っていいましたが、Mariは、それが強姦だったと主張し、事後警察へ通報しました。武器による強要による強姦として逮捕されたBillは一貫して無実を主張した為、刑期が最長となってしまい、懲役役25年の服役となりました。

Billの主張や関係者の一部の証言で、当時から、Mariの告発は、狂言であった可能性がありました。Mariには、当時、交際中のアメリカ人男性がありました。Mari は、Billと関係を持ったことが、交際中の彼氏にバレることを恐れて、苦し紛れにBillに強姦されたと彼氏に語ったところ、彼氏が激怒し、すぐに警察に通報しました。通報で逮捕されたBillの状況を聞いて、Mariは呆然とし、友人に本当は「あれは強姦ではなかった」と後に告白しましたが、刑事捜査がどんどん進み、取り返しがつかなくなってしまったようです。警察も強姦ではなかったとする証言を耳にしていましたが、あえてをれは取り上げられなかったようです。

Mariの父は日本では、超一流大学卒業で、超一流企業に務める、いはゆるエリートで、Mariは由緒正しい家柄のお嬢様でした。しかし、Mariは、いわるる落ちこぼれで、日本での学歴が恥ずかしいので、泊をつけるためにアメリカに留学させられたようなものでした。日本にいるときからアルコール中毒で、カリフォルニアでは、水筒にウイスキーを入れて学校に来ていて、飲酒していないときは手が震えていたと当時の友人が語っていました。

Mariの証言では、自宅に友人として招いたBillが、急に拳銃で脅して関係を迫ったとのことです。ガムテープで手足を縛られて、性行為を強要されましたが、Mariがコンドームを使うよう懇願したところ、Billはそれは実行してくれたとのことです。行為が終わった後、Billは自宅へ帰って熟睡しているところへ通報でかけつけた警察に逮捕されています。犯行に使用されたとされるガムテープにはBillの指紋がほとんどついていなかったとの鑑識結果ですが、警察では当時あまり問題にされませんでした。

Billは罪状認否で罪を認めていれば刑期が大幅に短縮されていたところ、意地を貼って無罪を主張したことにより、25年以上の懲役を打たれました。繰り返しますが、Mariは、当時からいくつかの友人に実は強姦ではなかったことを告白していました。その友人の一人日本人女性も日本に帰っていてアルファベットの氏名のみがわかっています。残念ながら出身地域の情報はありません。

次回、調査経緯について報告します。

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